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最近の記事

ファーウェイ問題 

Huawei

今月に入り連日ニュースで取り上げられているファーウェイ製スマートフォン問題。
実は自身も5年ぶりにスマートフォンを機種変して現在このファーウェイの機器を使用しています。

政府は先日このファーウェイ製スマートフォンに対し「余計なものがみつかった」と発表
が、本当にそうでしょうか。。。?

そうであるのであれば、具体的にどんなものが見つかったのか公式に述べてほしいところです。
真相は不明ですが今回の「余計なものがみつかった」報道については個人的には懐疑的に見ています。

世界初の3眼レンズカメラ機能搭載や世界初のワイヤレス充電機能など
ファーウェイのテクノロジーは近年の端末の動向で見ても革命的だと感じています。
出来ることであれば日本製でこの技術や端末が誕生するのであれば望むところです。

今後の通信網の特許権は国同士の激しい競争展開と衝突が予想されそうです。
今後は人口減に向かう時代。その中では情報通信化のネットワークがより重要さを増してきます。

誰もがどこでも安心して使えるもの、より安心安全な情報化社会の熟成へシフトしてと願う今です。



カテゴリ: つぶやき

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まずマド。 

まずマド。

某大手住宅建材メーカーさんより現在放送されているこのコマーシャル。
フリーアナウンサーの高橋真麻さんが屋外で宙に浮き室内で窓を眺める山下智久さんとピエール瀧さんに向けて「ま~ずマド」とクラシック音楽のような心地よい声で歌うシーン。

このコマーシャルのキーワードとなる「まずマド。」という言葉。

短いフレーズでありながら単なるコマーシャルの中のフレーズに留まらず現在の建築分野において実に的確なフレーズだと思ってます。「まずマド。」については某住宅建材メーカーさんのホームページを見ていただくととして、ここでは違う角度からこの「まずマド。」についてお伝えしたいと思います。

窓熱移動

上の図は「日本建材・住宅設備産業協会」からの資料を基に図化したものです。
内容は夏と冬の時期における建物の各部位からの熱の流入を表したものですが、夏期冬季共に建物の各部位の中で熱の流入が一番大きいのが窓となっています。図は1999年の省エネ基準をもとに作られたものですから窓の性能も高くはない仕様です。

窓からの熱の流入が大きいとせっかく温めた冬の温かい室温や、夏場の室温もこの窓からの熱の動きによって不快なものとなってしまいます。

そう考えていくとこれからの家づくりまたリフォームを行う際にどこから考えていけば良いかというと、、、

冒頭の「まずマド」というキーワードが当て嵌まって来ます。  

ただ、一点補足を加えると窓とは単なる熱の移動といった性能のことだけで決まるのでなく、その土地の風をどう取り込むかや、季節のひかりをどのように室内に導くか、など外部と内部のつながりをどのように関係付けるかという大事な観点や側面もあります。

そうしたことを含めて性能と目的とをバランスよく捉えていくことがより良い住まいの質につながる気がします。


それにしても冒頭の広告のキャッチはよく考え捉えたものですね。

連日猛暑のこの夏、マドのこと 考えてみませんか?


マド
デザイン室のマド

カテゴリ:

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風水害の備え 

先週6日未明から西日本地域一帯で発生致しました甚大な豪雨被害に心よりお見舞い申し上げます。
またこの豪雨で亡くなられた方々に心よりご冥福お祈り申し上げます。

近年の天候の記憶を振り返ると雨の降り方が局地化と線状化とふたつのことが発生しているように感じられます。専門ではないのでその要因に温暖化が影響しているとは言い切れませんが夏の異常なまでの暑さとその時期が年々長くなって来てることは肌で感じます。

日本は地球の北半球に位置しユーラシア大陸と広大な太平洋に挟まれる島国であることにより毎年台風の通り道になってることも風水害が発生しやすい国と思います。その台風の発生についても以前は秋の時期だったものが今では梅雨時期に発生するまでになってしまっていることに危機感を覚えます。

雨については地震とは違い時刻予報である程度動きや流れが読めるのでその情報を過信せず早めの行動が大切と感じました。下記より風水害のことについて役立つサイトを2つご紹介致します。

国土交通省「わがまちハザードマップ」
https://disaportal.gsi.go.jp/hazardmap/bousaimap/index.html?code=1

地図より各県ごとに住む市町村のエリアに分けられその地域でのハザードマップが閲覧出来ます。


また風水害に遭った場合では民間で立ち上げられたネットワーク組織団体 震災がつなくっネットワーク(震つな)より 水害にあったときに チラシ版(PDF)が公開されています。
http://blog.canpan.info/shintsuna/

どちらも緊急時や非常時に役立てる内容のものとなっています。
自身もまず地域のことを知り雨水がどこから流れどこに向かうかや河川氾濫した際の浸水エリアその際の避難場所など事前点検の意味でも確認して行きたいと思います。


ハザードマップ
防災ハザードマップ




カテゴリ: 出来事

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安全の再確認 

ブロック被害
2016年熊本地震より

昨日の大阪北部地震における4名の方の尊い命が失われたことに心からご冥福をお祈り申し上げます。また多くの地域での停電や断水当生活への影響が続いてることにお見舞い申し上げます。今後も余震やそれ以上の地震が起こることも予想されますので地域の方には引き続きの用心を願います。

今回の地震被害で特に注目が集まり連日報道されているのが小学校へ登校中だった女の子(9才)が通う学校に設置されていたプールのブロック塀倒壊によって命を奪われてしまったことです。当初一人で登校していたことに疑問もありましたが朝のあいさつを行うためにいつもより早く登校されたことが伝えられ子を持つ立場としても心痛む出来事となりました。

倒壊したブロック塀は学校側のプール床面に設置されその高さが1.6m(ブロック8段の高さ)の高さと伝えられました。また塀の長さはプールを覆う形で40mの長さであったとも伝えられ倒壊状況からはブロックの控え壁が設置されていない様子や鉄筋の有無についても指摘があがりました。またブロックは40年前に設置されたとの報道でその情報が確かであるなら1995年に発生した阪神淡路大震災よりも前に設置されたことになり阪神大震災の地震にて倒壊しなかったことに疑問が残りました。それ故に今回の地震で女の子が命を奪われたことに胸が痛み安全への対策が放置されていたことに悔いが残ります。


ブロック塀につても建築基準法上での安全へ基準があります。
(塀) 建築基準法施行令第62条の8

一 高さは2.2m以下とすること。
二 壁の厚さは15cmとすること。
三 壁頂及び基礎には横に壁の端部及び隅角部に縦にそれぞれ9mm以上の鉄筋を配置すること。
四 壁内には径9mm以上の鉄筋を横に80cm以下の間隔で配置すること。
五 長さ3.4m以下ごとに径9mm以上の鉄筋を配置した控え壁を設けること。
六 鉄筋の末端はかぎ状に折り曲げそれぞれ定着させること。
七 基礎の丈は35cmとし根入れの深さは30cm以上とすること。

コンクリートブロック基準


以上がコンクリートブロック塀についての基準です。
今回大阪高槻市でのブロック塀倒壊事故は上記のどの基準も満たしていなかった可能性があります。
次の地震がいつどこで起きてもおかしくない昨今ご自宅の耐震性に加え地域で設置されてあるブロック塀についても安全かどうかを見直す機会になることを望みます。

カテゴリ: 出来事

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くまもと復興 後編 

2018.4.15.07

城彩苑から二の丸広場に進み行くと見えてきたのは宇土櫓と足場に囲まれた大小天守の姿。
地震前はここからも大小天守の姿が見れる場所ですが現在全面修復工事のため確認出来ない状況です。

2018.4.15.08

二の丸広場に設けられた復興見学ルートを進むと見えてきたのは地震で崩落し運ばれた多くの石垣の石。特別史跡である熊本城の石垣は城にとって貴重な文化財。一旦ここに運び置かれた石には一つづつ個体識別番号が付けられ個体ごとに石の特徴を記録し元の場所へと復旧される予定とされています。

2018.4.15.09

2018.4.15.10

大小天守へ向かうルートでもうひとつ見学が出来るのがこの戌亥櫓。今回再び訪ね櫓下の広場へと歩いて降りることが出来より近づいて見学することが出来ます。戌亥櫓は明治時代に解体されたもので平成になり再び復元された木造の櫓。2年前の地震では櫓下の石垣が大きく崩れましたが角石が崩壊せずに残り倒壊を免れました。代わりに東側の石垣は大きく崩落し現在も地震発生当時のままの状態です。

2018.4.15.11

2018.4.15.12

戌亥櫓を見納めルートを進むと見えて来たのは「三の天守」とも呼ばれる宇土櫓の姿。こちらは高さ21mと大天守に続く大きな石垣の上に築かれ威風堂々とした櫓です。2年前の地震では南側の続櫓が倒壊しましたが宇土櫓は壁や床が破損した程度で倒壊までには至らず無事に残りました。


2018.4.15.13

宇土櫓横の加藤神社から境内に入り見えてきたのは復興見学の最後の場所となる大小天守閣の現在の様子。現在全面的な復旧工事が進められ手前側の小天守土台となる石垣は現在撤去され足元から補強工事が進められています。また6階建ての大天守は今月最上部の屋根の鯱が新たに被せられたばかり。今この段階で本来の格調高い大小天守閣の姿は見れなくとも着実に復興へ向かっていることを確認出来る貴重な場所。工事は2019年の復旧完成に向けて着々と進められています。

今回は地震から二年目を迎えた時にこの熊本城から復旧する姿を見学させて頂きました。
今後工事の安全と無事を祈り熊本全体の復旧と復興が進んでいくことを切に願います。



カテゴリ: 感想

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