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日日是好日

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カテゴリー「伝統的建築」の記事一覧

伝統建築の力 

今月初めに大阪で行われた「伝統的建築の限界耐力計算セミナー」に、

宮崎から参加して、改めて日本の木造建築の構造について学ぶ機会を得ました。

今までは木造の建築を造る際、構造は一般的には在来軸組工法という構法が

採用されて造られて来ました。もちろん、現在もその構法で木造建築が造られ

続けられています。

在来軸組工法とは、土台と柱、柱と桁(梁)などで組み揚げる軸組構法を表し、

柱と柱の間に、筋交いと言われる斜材で、地震や風圧からの横からの揺れに

抵抗するよう造られた構法です。

つまり、力には力で制する、といった表現が適している造りと言えます。


それに対して伝統的な構法は、太い柱と梁で構成された中に造られる土や竹

で造られた壁を主体とする構造です。

先日学んだセミナーでは、伝統的な構法で造られた土や竹の壁には、地震

の力に対して抵抗するのではなく、揺れる力を吸収しながら変形する、と

いうことを教えて頂きました。


更には、この伝統的な構法で造られる基礎にも、驚くべき性能があること

が解りました。

伝統的な建築での基礎は、現代の基礎とは違い、土の上に並べられた玉石

と言われる礎石の上に、柱を直接建てられて造られています。

実はこの玉石に置かれた柱にも、地震の揺れを吸収する性能がある様です。

解り易く表現すれば、現代版の免震の働きを持つ性能があると言えます。


最近の家づくりは性能評価の時代と言われる程に、多くの技術や評価制度

が制定され、住まいの保証を保護する時代と成りました。

それはそれで、エンドユーザーには安心な時代だと言えます。


私はその流れや評価制度の良さは活かしながら、一方では伝統的な建築

の構法の見直しも図るようになれたらと思います。


私もまだ学び始めですが、地震の多い日本の家づくりに、この伝統的な

建築構法の復活に期待を寄せています。











カテゴリ: 伝統的建築

テーマ: 日記

ジャンル: 日記

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