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日日是好日

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住まいの命2 

6月も中場を過ぎ、湿気と共に湿度がかなり上がってきています。

昨日の台風4号は最初の予測コースから逸れて、九州はそれほど

大きな影響には至りませんでした。

本州では怪我人や亡くなった方が出た様子で、改めて気を締める

想いになります。


ここから前回の「住まいの命」の続きです。


前回は戦前の住まいでは、日本の家づくりの伝統と思想を継承し

住まいを長持ちさせる先代の家づくりを記しました。

しかし、この家づくりの伝統や思想が、戦後の高度経済成長の中

人口の増加とそれに伴う住宅供給の大きな波によって次第に薄れ、

伝統よりも需要の供給を満たすことに移り変わりました。


それによって日本の住まいの戸数は増えましたが、住まいの大切な

構造や温熱環境に対しての技術や知恵は必要最低限のものとして築

かれることになったのです。同時に使う木材も決して質を吟味された

ものでなく、多くは量産的なものが主流となって行きました。


しかしそれに対して国民は現代に比べると豊かな心持ちであった様に

思います。なぜなら、戦後は物がそこまで多く溢れず、国民一人一人

が成長と共に物作りに希望を見出していた時代だったからです。


現代のように、物があって当たり前、ではない時代。

だから物を大切にしていたと想います。また、物を手にすることにも

現代に比較して歓びを多く感じていたと想います。


少し話しは逸れましたが。。。


質よりも量を優先した時代の家は、やはり性能(品質)に対しては優れた

ものではなく、また住まう人の住まいに対しての維持管理の意識の持ち

方も同様に低くなっている訳です。


傷んだら崩せばいい。住めなくなれば壊せばいい、という様に。。

日本の住まいはそんなふうにスクラップ&ビルドを繰り返してきた訳です。


だからこそ、現代に残る古民家などは大きな資産的な価値があります。

そんな価値感を改めて見直し、伝え直す転換期に来ている気がします。


住み継ぐことは決して古臭くなく、実は日本の伝統文化を守る私たちの大きな

仕事(使命)といえるかもしれません。


改めてこれからの務めにその想いを重ねています。



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